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自民の滋賀県議、昨年は全員招待 総裁選前、他県議も

 自民党総裁選を五カ月後に控えた昨年四月に開かれた安倍晋三首相主催の「桜を見る会」で、内閣府が同党所属の滋賀県議全員に招待状を送っていたことが関係者への取材で分かった。例年は県連関係者の招待は幹事長らに限られており、役職を持たない地方議員の招待は異例。中部地方では他県でも昨年、若手県議らが招待されていた。

 関係者によると、滋賀県議二十人が招待を受け、十五人が参加した。ある県議は「自民党総裁選を意識していたのだろう。同僚議員もそう受け止めていた」と話した。今年の会には例年通り幹事長らのみが招待されたという。

 福井県では昨年、当選回数の少ない若手の自民県議らに招待状が届いた。その一人は「一、二期目の同僚と『招待状が来た』と話題になり、新宿御苑に着いたら六、七人がいた」と振り返った。

 愛知県のある自民県議は昨年初めて招待状を受け取り「昨年は多くの県議が招待されたと聞いている。理由もなく突然だったので、総裁選の絡みだろうと思った」と話した。

 同党岐阜県連によると、例年は議長など一部の県議のみに招待状が届く。ただ昨年は桜を見る会前日の四月二十日に、全国の都道府県議を対象にした党本部主催の研修会が東京で開かれた。当時三十三人いた自民県議のうち十七人が出席し、その大半が桜を見る会に出席したとみられる。

 こうした招待に関し、日本大法学部の岩井奉信教授(政治学)は「党員に影響力のある議員を招待することで、総裁選に向けて自身の存在感を示そうとしていたと考えられる。まさに公私混同だ」と批判した。

 

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