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3度の水害に復旧見えず 千葉と福島で豪雨死者10人に

記録的な大雨により浸水した千葉県茂原市=26日午前

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 台風21号や低気圧の影響による関東から東北にかけての記録的な大雨で、千葉市緑区の土砂災害現場や福島県相馬市で二十六日、新たに六人の死亡が確認され、死者は二県で計十人となった。相馬市では一人が行方不明になった。国土交通省によると、千葉や福島など五県の計二十七河川で堤防から越水するなどの浸水被害が確認された。二十五日は学校や校外学習先から児童生徒計約千二百人が帰宅できず、校舎などに宿泊。台風19号による被害の復旧が急がれる中、生活再建が一層遠のく地域もある。

 成田空港では同日夜、約三千人が一夜を明かしたほか、千葉県内では一時千八百人以上が避難した。同県では九月の台風15号、今月の台風19号に続き、今秋三度目の災害となった。

 国交省は今回の大雨により、台風19号で堤防が決壊した河川のうち福島県の夏井川など四カ所で水があふれ、浸水被害が発生したと明らかにした。いずれも土のうを積み上げる緊急復旧の作業中だった。

 千葉県によると、二十六日午後六時時点で四十一戸の床上浸水と百三十七戸の床下浸水を確認した。

 千葉県では九人が亡くなり、うち四人は冠水した道路で車が水没したり、車ごと川に流されたりした。千葉市緑区では二十五日に土砂崩れが起き、住宅三棟が巻き込まれて全壊、六十代の男女と四十代女性の計三人が死亡した。県内では他に長南町で男性二人、長柄町で男性二人、茂原市で男性一人、市原市で女性一人が亡くなった。

 福島県相馬市では、二十五日夜に六十代の女性と三十代の息子が乗った軽乗用車が流された。二十六日朝、市内の砂浜で女性の遺体が見つかったが、息子は行方不明。県や市などによると、女性は勤務先のホテルから自宅にいた息子を迎えに行き、ホテルに戻る途中だった。

 気象庁によると、千葉県では二十五日午後には市原市で十二時間降水量が二八〇ミリを突破、半日で十月の平年値を超えた。福島県でも二十六日未明までの十二時間降水量が浪江町で二四〇ミリを超えた。

 千葉県の豪雨で亡くなられた方々は次の通り。(共同通信の取材による)

 【千葉市緑区】桑原滋実さん(69)、桑原祐子さん(四十代)、飯高茂雄さん(67)

 【長柄町】岩瀬長寿さん(88)、鶴岡成夫さん(54)

 【長南町】鈴木仁一さん(81)

 

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