トップ > 一面 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

一面

死者・不明、自宅外が3割超 台風19号、大半が車で移動中

写真

 東日本に記録的な大雨をもたらした台風19号で、二十一日までに死亡が確認された八十三人と行方不明者十一人のうち、三割を大きく上回る計三十六人が避難や見回りなどで自宅の外に出ていた際に被災したことが、共同通信のまとめで分かった。大半は車で移動中だったとみられ、冠水や道路崩落などによる事故が原因だった。

 一方、自宅内で浸水や土砂崩れによる死者・行方不明者も三割強だった。状況が不明な被害者もいるが、災害時に命を守るため、早期に安全な避難をすることの重要性が浮き彫りになった。

 共同通信が各自治体の発表や取材をもとに、被害者の最後の目撃情報や遺体の発見場所などから検証した。死者・行方不明者のうち、移動中や外出中だったとみられるのは三十六人。自宅で被害に遭ったのは三十人、船の沈没による死者は七人、行方不明者は一人で、ほか二十人は状況が不明だった。

 移動中や外出中の三十六人のうち、車の運転や同乗をしていたとみられるのは二十五人。

 栃木県足利市の女性(85)は、家族が運転する車で避難中、立ち往生していた別の車の後ろで止まっているうちに車が浸水し、流されて死亡。福島県白河市の男性(65)は浸水地帯で車上から救助を待っていたが、濁流にのまれ亡くなった。

 相模原市では家族四人が乗った車が、洪水によって崩落した道路から転落し全員が死亡した。

 このほか、自宅の裏山を確認に行って土砂崩れに巻き込まれた人や、住民に避難を呼び掛けるため外に出て、流されてしまった犠牲者もいた。

 自宅で死亡した人には高齢者が目立ち、後日近所の住民や消防隊員の捜索で、浸水した一階から発見されるケースが多かった。

写真
 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索