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「飛翔」保存を検討 リニア整備で撤去の名駅シンボル

移設・保存の検討が始まった名古屋駅前のモニュメント「飛翔」=名古屋市中村区で

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 リニア中央新幹線開業に向けた名古屋駅前の整備に合わせ、撤去が決まっている東口ロータリーのモニュメント「飛翔」の移設・保存の検討を、名古屋市が始めた。移設先に名古屋国際会議場(熱田区)などが浮上している。三十年以上にわたって名駅の発展を見つめたシンボルが、残される可能性が出てきた。

 飛翔は二〇二〇年度以降に撤去されることが決まっている。河村たかし市長は今年九月以降、市民に親しまれた遺産として保存を目指すよう、担当部局に検討を指示した。

 ステンレス管を溶接した構造で、高さ二十三メートル、直径二十一メートルの円すい形。

 全体のうち、上部の約十メートルの部分は、現状のまま取り外すことができるが、下部の土台は大きすぎるため、そのまま他の場所に動かせない。いったん、溶接した部分を外し、ばらばらにする必要があるが、元通りに組み立て直すことは難しいとみられている。このため、上部のみの保存や、下部を新たに制作することなどが検討されそうだ。

 設計した建築家の伊井伸氏の意思の確認、構造を検証したり施工を請け負ったりできる業者の確保、移設・保存にかかる費用なども検討課題になる。二〇年度中に解体を始めるという。

 名古屋市は昨年末、名古屋駅東口ロータリーの中央にある飛翔を撤去し、道路の形を変えるなどして広場を拡張する再整備計画の概要を公表していた。

 飛翔は名古屋市制百周年を記念したシンボルとして一九八九年に設置された。

 

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