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期間従業員を取引先正社員に紹介 トヨタとデンソー

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 トヨタ自動車とデンソーが、契約満了を迎える期間従業員を仕入れ先企業などに紹介し、正社員採用を促す制度を開始したことが分かった。製造業の人手不足が深刻化する中、各社の労働力確保を支援するとともに、期間従業員の契約満了後の雇用安定を図る狙いもある。

 制度は、工場の生産ラインなどで働き、約三年の契約期間を終える従業員が対象。現時点ではトヨタが二千人、デンソーは六千人規模となる。制度の名称は契約期間と「JOB(職)」「INTRODUCTION(紹介)」にちなみ、「JOIN3」とした。

 制度を利用する期間従業員は、希望する勤務地や職種、取得資格などをトヨタグループの人材仲介会社に登録。受け入れを検討する企業も、求める職種などを仲介会社に伝え、条件が合致すれば採用面接などに進む。採用につながった場合、仲介会社に手数料を支払うが、従業員に負担はない。

 期間従業員は全国各地から愛知県内などの工場に集まっているが、出身地での雇用を望む場合は地元に拠点がある会社を紹介することもできる。トヨタ側は、四月末に制度内容を説明し、現在は登録した期間従業員と企業のマッチングが進行しているという。

 トヨタは同様の制度を、二〇〇七年から三年間実施し、紹介事例は三百件近くにのぼったが、〇八年のリーマン・ショック後の景気後退で中止した。今回は、期間従業員として得た経験を仕入れ先で生かしてもらうことで、全体の競争力向上にも役立てたい考え。今後、デンソー以外のグループ大手の期間従業員にも対象が広がる可能性がある。

 

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