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トヨタ、HV特許開放 無償で、市場拡大目指す

 トヨタ自動車は三日、同社が保有しているハイブリッド車(HV)を中心とする電動車技術の特許を無償開放すると発表した。各国の環境規制の強化に伴い、電気自動車(EV)が台頭する中、HV技術を競合他社にオープンにすることでHV市場の拡大を目指す。

 使用権を開放する特許はモーターやシステム制御技術などHVの性能を左右する中核部品。すでに特許を公開している燃料電池車(FCV)関連を含め、開放する特許の件数は約二万三千七百四十件に上る。自社開発が困難なメーカーには、HVシステムの外販もする。期限は二〇三〇年末まで。

 主要な自動車メーカーはEVシフトを打ち出しているが、電池のコストや性能、充電インフラの整備など普及への課題は多く、中国などでは燃費性能が良いHVの需要も高まっている。一九九七年に世界初のHV量産車「プリウス」を発売したトヨタは、技術を囲い込む従来の戦略を転換し、得意とするHV市場の活性化を図る。

 一方でトヨタはEV分野ではマツダやスズキ、ダイハツ工業などと共同で車両の基盤技術を開発している。車の電動化やIT化、自動運転などの新規分野で異業種を含めた競争が激化する中、今後も企業の垣根を越えた連携を加速させる。

 

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