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児童虐待摘発、最多1380件 昨年、死亡36人

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 警察庁は十四日、二〇一八年に摘発した児童虐待事件は千三百八十件(前年比21・3%増)、被害にあった子どもは千三百九十四人(同19・3%増)でいずれも過去最多だったと発表した。死亡した子どもは三十六人。緊急性が高いとして保護したのは最多更新の四千五百七十一人(同19・1%増)だった。

 既に暫定値を発表済みだが、虐待疑いがあるとして児童相談所に通告した十八歳未満の子どもは八万二百五十二人。問題が深刻さを増す中、警察を含めた関係機関の対応強化が喫緊の課題となる。

 警察庁の栗生俊一長官は十四日の記者会見で、児童虐待について「憂慮すべき状況。児相や学校などと連携を図りつつ、児童の安全を最優先とした取り組みを確実に進めたい」と述べた。

 昨年三月に東京都目黒区の五歳女児が両親の虐待を受け死亡。今年一月には千葉県野田市で小四の栗原心愛(みあ)さん(10)が死亡し両親が逮捕されるなど重大事件が相次ぎ、政府は児童虐待根絶に向け関連法改正案を今国会で成立させる方針だ。

 警察庁によると、摘発した千三百八十件のうち「身体的虐待」が千九十五件、「性的虐待」が二百二十六件。「ネグレクト(育児放棄)などの怠慢・拒否」が二十四件。児相への通告件数の中で最多の「(暴言など)心理的虐待」での摘発は三十五件だった。

 死亡事件は前年より十五件少ない三十五件。無理心中と出産直後を除く二十一件の罪種別では、殺人十一件、傷害致死五件、保護責任者遺棄致死四件など。

 摘発された人数は千四百十九人(同20・7%増)で、被害者との関係は「実父」が最多の六百二十二人。他に「実母」三百五十二人、「養父・継父」二百六十六人などとなっている。虐待が疑われる家庭への調査や子どもの保護で、児相が警察に援助要請した件数は二割増の三百三十九件。

 

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