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子育てママを応援する「with mama」

<ママ’sボイス> 三重での育児 悩みと本音

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■前編

 まずは自己紹介を。

 酒井 夫の転勤で松阪に来ました。育児に行き詰まり、テレビ局で働いていた経験を生かして子育て支援団体を自分で立ち上げました。忙しい毎日です。

 佐藤 私も東京の建設コンサル会社で働いていたけど、夫の転勤で四日市に来ました。子育て中もキャリアをあきらめられなくて、起業しました。

 高田 子育て番組をやっていますが、初めは不安しかなかったです。子どもと遊ぶのは大好きでしたが、実際の子育てはそうも言ってられないので。でも、「子育てのプロ」なんていないんだという思いでやっています。

 生駒 桑名でちょっと変わった古着屋さんをしています。年会費を払って繰り返し使える仕組みで、街の人との関係性もできてきました。一緒に街を面白くする人が増えたらと思っています。

 皆さん県外出身ですが、三重の子育て環境はどう感じますか?

 佐藤 息子がゼロ歳のとき、三回転居しました。医療費助成とかを比べると、四日市市が当時は充実してなくて正直「しまった」と思いましたね。でも待機児童もないし、満員電車もない。首都圏より、やっぱり暮らしやすいです。

 酒井 親と同居している地元のママは子どもを預ける先もあるけど、転勤族は子育てをシェアする仕組みがないと全部自分に降り掛かってくるのでしんどかったですね。団体の代表ですが、給料をもらっているわけではないので、(就業者が優先の)学童保育に子どもを預けられなくて大変です。

 佐藤 子どもが成長するにつれて、悩みのステージも変わっていきますよね。

 高田 小学校が一番大変かも。今、学童を運営する役員をしていますが、仕事の後、夜に会議。ほかに子ども会もあるし、習い事の送迎もしないといけないし。「どこでもドア」がほしいくらい。

 生駒 子育てって、自分ではどうしようもないことが結構ありますよね。うちは下の子の保育園の移転計画が近隣住民の反対で頓挫しちゃって。結局、通えない場所に移転することになってしまい、転園させたいけど、それも難しい状況で。反対したのは主に年配の方ですが、普段から世代間の交流がないから想像力が働かないんだと思う。大きな課題を感じました。

 子育てでの困り事、他にもありますか?

 酒井 間違いなく子育てのシェアですね。急に預けたいときに、お母さん同士で助け合えるネットワークがあれば。今はお金を払わないとサービスは受けられない社会ですよね。

 佐藤 そういう仕組みはどうつくったらいいんでしょうね。うちのマンションには同世代もいますが、一切会話がないんです。最初は声をかけることもあったけど、関係を築くのは勇気がいりますよね。

 高田 私もママ友づくりに挫折した経験があります。夫や学校の愚痴とか、いい話がないことが多くて。

 生駒 私もママとか高齢者とか属性だけでつながるのは無理。私のお店は、古着が好きという軸でいろんな人がフラットな関係で会話できて、私はこっちのほうが好きですね。ただ、今は車中心の生活なので街で誰かに会うことがないのがネックなのかな。家族単位で孤立しているなと感じます。

 酒井 私は逆にマイカーを持っていないので結構いいこともあるかも。自転車か徒歩なので、近くの人と顔見知りになるし、お店ができたとか高齢者が多い地域とか、街の細かいことが分かるようになりますね。私たちはもっと街を歩いたほうがいいかもしれないですね。

 (後編に続きます)

◆今回の読みどころ

 ご近所との交流が少ないなら、街を歩いてみるといいかも。県外出身のママたちが悩みを共有する中で、解決策が見つかりました。

(文・熊崎未奈 デザイン・伊藤亜美 紙面構成・望月海希)

※次回は1月31日です

 

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