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鉄道まるっと切り抜き帳

大嵐駅の盗難スタンプが「復活」 彫刻した男性が寄贈、JR飯田線

待合室に置かれた本多さん制作のスタンプ=JR飯田線大嵐駅で

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本多さんが制作したスタンプの印面

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 盗難に遭ったJR飯田線大嵐(おおぞれ)駅(浜松市天竜区水窪町)の記念スタンプが復活した。名古屋市昭和区曙町、本多英一さん(86)が趣味の彫刻の腕を生かして制作し、駅舎を管理する豊根村に寄贈した。

 9月23日付の本紙朝刊で盗難を知った本多さんは、ホームセンターで購入した朴(ほお)の板に駅舎と「飯田線大嵐駅」の文字を彫刻。取っ手を付けてスタンプに仕上げ、「粗製で申し訳ありません。不要でしたら処分してください」との手紙を添え、宅配便で豊根村役場に送った。

 「皆さんが大事にしているスタンプを盗むなんて、許せません。犯行に腹が立ち、行動を起こしてしまいました」と本多さん。大嵐駅を訪れたことはなく、新聞に載った写真を見ながら彫ったという。

 スタンプはさっそく大嵐駅に置かれ、来訪者が使用している。豊根村商工観光課の田辺紀人課長(55)は「秘境駅ブームで訪れる人が多く、みんな盗難に心を痛めていた。それだけに、本多さんのご好意が身にしみてうれしい」と話した。

 大嵐駅の所在地は浜松市だが、利用者の大半は豊根村富山地区(旧富山村)の住民。東京駅を模した駅舎は1997年、当時の富山村が建設した。

 (鈴木泰彦)

 

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