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鉄道まるっと切り抜き帳

鉄路の躍動、どこまでも 豊橋の渡辺さん、半世紀写した53点展示

撮影時の思い出を話しながら、作品を紹介する渡辺さん=豊橋市駅前大通の名豊ギャラリーで

写真

 アマチュア写真家の渡辺晴信さん(71)=豊橋市三ノ輪町=の鉄道写真展が22日まで、同市駅前大通の名豊ギャラリーで開かれている。半世紀にわたって撮りためた数万枚の中から、珠玉の53点を並べた。渡辺さんは「通勤、通学の足ではない鉄道の非日常的な姿を見て、その魅力を知ってもらいたい」と話す。

 雪原を黒煙を上げ力強く走る蒸気機関車(SL)、廃止となったJR飯田線のトロッコ列車…。ギャラリー壁面には、躍動感ある鉄道写真がずらりと飾られている。どの作品も各地へ出掛け、その瞬間を待ち続けたからこそ撮れた写真ばかりだ。

 「ファインダーをのぞいている瞬間はそれだけに集中し、すべてを忘れられる。だから待つのも苦じゃないんです」と笑う。

 小学6年の時、親からもらった1冊の時刻表が渡辺さんの幼心をつかんだ。進学した中学校に鉄道研究家として活動する教諭がいたのも、鉄道熱をさらに高めた。大学生で本格的に鉄道写真を始め、会社員になった後も国内はじめ、中国などへ撮影の旅に出かけた。日帰りを含めれば年100日ほどは撮影に費やしてきた。

 良い写真のためには労を惜しまない。昨年末、JR長門峡駅(山口市)を出発するSLの撮影に足を運んだ時のことだ。特別に「D51」が走ると聞き、豊橋から駆けつけた。その日の天候は雨。土砂降りの中で3時間耐え、迫力ある1枚につなげることができた。

 鉄道の中でもSLが一番好きだという渡辺さん。「無機質の中にどこか生命力がある。煙突から吐き出される煙も魅力なんです。そんなことを写真を見た人に伝えられたらうれしいですね」と話した。写真展は午前10時〜午後5時、入場無料。

 (問)同ギャラリー=0532(51)5610

 (酒井博章)

 

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