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鉄道まるっと切り抜き帳

田口線跡にお別れウオーク 9月30日夜、トンネルや駅跡巡る

旧田口線の線路跡を利用した町道平野松戸線。10月から1・6キロが通行止めになる=設楽町清崎で

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 設楽ダム建設工事の本格化に伴い、旧豊橋鉄道田口線の線路跡を利用した設楽町道平野松戸線が10月1日から通行止めになる。廃線50年の記念行事を展開してきた任意団体「田口線50の会」は30日夜、町道を歩き通す「ラストナイトウオーク」を催す。

 通行止めになるのは、三河田口駅跡を起点にダム建設予定地を通り、田内(たない)地区の土平(どだいら)と呼ばれる地点まで1・6キロの区間。「道路脇の急斜面で大規模な樹木伐採が始まり、一般車両の安全確保が難しいため」と国交省設楽ダム工事事務所は説明している。

 寒狭(かんさ)川の渓谷に沿って走る同町道は、1968(昭和43)年8月に廃線となった田口線のレールを撤去して設けられ、トンネルや鉄橋をほぼそのまま利用している。田口線50の会は廃線50年に当たる昨年以降、ダムに沈む三河田口駅跡でのお別れセレモニーやトンネルでのミニ列車運転、線路跡の徒歩ツアーなどさまざまなイベントを続けてきた。

 「田口線は、奥三河の暮らしを支えた貴重な遺産。活動を通し、多くの方に知っていただくことができた」と50の会の石井峻人(たかひと)代表(35)。今後は企画展などを通し、鉄道の記憶を子どもたちに伝えていくという。

 ラストナイトウオークは午後5時半、設楽町役場を出発。三河田口駅から同町道を清崎地区まで歩く。歩行距離は約6キロ。清崎からバスを使い、町役場に戻る。参加費200円。懐中電灯は必携。廃線50年を記念して作った絵地図(500円)の販売もある。(問)石井さん=090(7273)5821

 (鈴木泰彦)

 

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