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鉄道まるっと切り抜き帳

レール1000本、福井県内入り 北陸新幹線、敦賀港で陸揚げ作業

船からクレーンで陸揚げされるレール=福井県敦賀市の敦賀港で

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 2023年春の北陸新幹線金沢−敦賀開業に向け、福井県内区間に敷かれるレールの陸揚げ作業が10日、敦賀市の敦賀港で始まった。土木工事に続く軌道工事の第一歩で、新幹線建設は新たな段階へと入った。鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は20年4月にレールの敷設に取り掛かり、22年3月までの工事完了を目指す。

 レールは一本当たり長さ25メートル、重さ1・5トン。鉄道・運輸機構の委託を受けたJR西日本が日本製鉄に発注し、北九州市の同社工場で製造された。レールを積んだ貨物船は8日午前に同市を出発し、9日夕に敦賀港へ到着した。第1陣では新北陸トンネルの一部に使われる1000本が2日間かけて陸揚げされる。

 初日は作業員がクレーンを操作し、レールを船から陸上のトレーラーへと移していった。19年度は20日に追加の1000本が届く。レールは敦賀港に仮置きされ、12月上旬から新北陸トンネル大桐工区(南越前町)近くの軌道基地に運び込まれる。

 県内の工事延長は74キロ余りで、1万3300本のレールが必要になる。越前市以南の工区は敦賀港で6700本、鯖江市以北の工区は10月から坂井市の福井港で6600本がそれぞれ陸揚げされる。金沢−敦賀の石川県内区間は、昨年9月に金沢港で陸揚げが始まった。白山総合車両所−福井県境の40キロで計7300本が使われる。鉄道・運輸機構大阪支社福井鉄道軌道建設所長の今井正樹さん(40)は「レールを見て、いよいよ軌道工事が始まるという実感が湧いてきた。所定期間内に工事を終わらせ、必ず23年春の開業に間に合わせたい」と話した。

 金沢−敦賀間の建設費は1兆4121億円。現在は高架橋などの土木工事が進む。今後は軌道などの設備工事も本格化し、試運転を経て開業に至る。

 (山本洋児)

 

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