トップ > 特集・連載 > 鉄道まるっと切り抜き帳 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

鉄道まるっと切り抜き帳

湯谷温泉駅舎、7月にも解体 JR東海飯田線

取り壊されることになったJR飯田線湯谷温泉駅の駅舎=新城市豊岡で

写真

 新城市のJR飯田線湯谷温泉駅の駅舎が、早ければ7月にも取り壊されることが分かった。すでにJR東海は地元の自治会に解体を連絡した。ロックシンガー・故忌野清志郎さんも愛した温泉街の玄関口の歴史が一つ消える。

 湯谷温泉駅は1923(大正12)年、旧鳳来寺鉄道の停車場として開業。木造2階建ての駅舎は、老朽化したが姿は昔のままだ。開業当時はバルコニー付き玄関が目立った「湯谷ホテル」を兼ね、離れ2棟もあった。「商売になる」と、近郷の住民らが次々に旅館業に進出し、名所「湯谷温泉」が生まれた。

 鉄道ファンの一人は「数珠つなぎのように多くの駅がひしめく飯田線の中でもかつては圧倒的な存在感を誇っていた」と懐かしむ。

 43(昭和18)年に国有化後、無人駅として駅舎の一部は国鉄の独身寮として使われた。94年からはJRの駅員1人が常勤して土産物店を設置して仕事を兼ねたが、2011〜12年ごろから再び無人駅となり、今は閑散としている。

 地元自治会の役員らは「JRや行政に対して、解体となっても、足湯を備えた休憩スペースなどの整備を求めたい」と話す。一方、JRの担当者は取り壊し計画について本紙の取材に「ホームの待合室は残すが、駅舎を新設する予定はない」と説明している。

 (早川昌幸)

 

この記事を印刷する

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索