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鉄道まるっと切り抜き帳

立ち売り60年、お疲れさま 営業終了、美濃太田の駅弁店へ駅員ら花束

茂さん(前列左から3人目)と素子さん(同5人目)の労をねぎらう駅員ら=美濃加茂市のJR美濃太田駅で

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 美濃加茂市のJR美濃太田駅ホームで駅弁「松茸(まつたけ)の釜飯」の立ち売りを60年続けた仕出店「向龍館(こうりゅうかん)」(同市中富町)に感謝するセレモニーが1日、同駅であった。2人で営んできた酒向茂さん(75)と妻の素子さん(72)に駅員らが花束などを贈り、労をねぎらった。

 同店は5月31日で通常の立ち売りを終了した。1日はJR東海から頼まれて、名古屋発高山行き観光列車「ぬくもり飛騨路号」の停車時にホームで臨時営業し、乗客向けに販売した50個ほどの釜飯があっという間に売り切れた。

 セレモニーは、同駅員らが企画し、手作りの横断幕や旗も用意した。臨時営業後、太多線・高山線ホーム端の駅弁店前に駅員や市観光協会の関係者ら50人が集まり、野村嘉孝駅長が茂さんにJRからの感謝状や歴代の駅長5人の寄せ書きなどを手渡して「昭和から平成、令和まで旅行者に心温まる一杯を提供してくださった。本当にお疲れさまでした」とお礼を述べた。

 駅員一同からの表彰状や花束も受け取った茂さんは「長い間ありがとうございました」と声を詰まらせ、「皆さんの協力のおかげでここまでやってこられた」と頭を下げた。素子さんも「休みがなくて大変だったけど、忙しい方が楽しかった。こんなにかわいがってもらえて幸せ」と満面の笑みを浮かべていた。

 (平井一敏)

 

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