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鉄道まるっと切り抜き帳

381系パノラマ電車、間もなく見納め リニア・鉄道館

6月7日で見納めになる、先代の「特急しなの」で使われたパノラマ車「クロ381形式電車」=名古屋市港区のリニア・鉄道館で

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 JR東海のリニア・鉄道館(名古屋市港区金城ふ頭)の車両入れ替えに伴い、先代の「特急しなの」で使われたパノラマ車「クロ381形式電車」の展示が6月7日に終わる。展示終了後は解体される予定。しなので使われた同形車は他に残っておらず、見納めになる。

 民営化の翌年となる1988(昭和63)年、同社初のパノラマ車としてデビューした。中央線沿線の景観を楽しんでもらおうと、従来の特急グリーン車を改造し、前方と側面の窓を広く取って座席を運転席より一段高くした。長野行きの先頭でグリーン車として活躍し、スキーシーズンには専用列車「シュプール号」でも使われた。新型車両の導入に伴い、98年に引退した。

 リニア・鉄道館では7月17日から、東海道新幹線の5代目車両「N700系」の試作車を屋外に展示する。現在、その場所に展示されている快速列車「117系」を屋内に移すことにしたため、クロ381が押し出される形になった。

 先代の特急しなのでは、パノラマ車ではない「基本形」の先頭車両も使われており、同館で展示中。天野満宏館長は「展示スペースの都合もあり、『基本形』を残すことにした。クロ381については写真で外観や内装などをしっかり記録し、折を見て写真を展示することも考えていきたい」と話した。

 展示終了が決まってからは、別れを惜しむ鉄道ファンらが多く訪れており、中にはスタッフに「今までありがとう」などと書いた手紙を渡す人もいるという。

 同館は火曜休館。入館料は大人1000円、小中高生500円、3歳以上200円。

 (榊原智康)

 

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