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鉄道まるっと切り抜き帳

あかね号、有終の快走 近江鉄道700形、惜しむ鉄道ファン

700形あかね号のラストランの写真を撮る鉄道ファン=彦根駅で

写真

 車両の老朽化により解体することになった近江鉄道の700形(通称・あかね号)のラストランが6日、八日市−彦根駅間で行われ、鉄道ファンが最後の雄姿を見守った。 

 あかね号は1998年に八日市駅舎の新築を記念し、西武鉄道から譲り受けた車両を改造。万葉集に登場する額田王(ぬかたのおおきみ)の和歌「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」の刻まれた石碑が、同社の鉄道沿線にあることから名付けられた。

 クリーム色をベースに赤と青のラインの施されたデザインが「特急列車のよう」と人気を集めていた。

 車両の寿命は50年ほどだが、30年近く走行していた車両を譲り受けたため老朽化が著しく、解体することになった。

 ただ、今年2月から運行している900形が700形を踏襲したデザインをしており、あかね号の名称も900形に引き継がれる。

 鉄道ファンに最後の別れを惜しんでもらおうと臨時電車として3便を走らせ、計360人が乗車した。ラストランを一目見ようと、彦根駅のホームにはカメラを構えた鉄道ファン200人が集まり名残惜しそうにシャッターを切っていた。

 東近江市の歯科医師、井田孝夫さん(50)一家は最終便に家族4人で乗車。長男で八日市北小3年の健介君は「最後だからちょっと寂しい。いい写真もたくさん撮れた。900形にも乗りたい」と話していた。

 (大橋貴史)

 

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