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鉄道まるっと切り抜き帳

福井県内4つの駅舎、県産品活用 北陸新幹線、内装デザイン発表

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 2023年春開業予定の北陸新幹線金沢−敦賀間に設置される6駅舎の内装デザインが明らかになった。県内は芦原温泉と福井、南越(仮称)、敦賀の4駅で、県産材や越前和紙などの伝統的工芸品がふんだんに使われる。県が求めていた4駅の「統一感」については、ホーム安全柵のガラス面に地域の景勝地をデザインするなど、福井の魅力を発信できるような方策を検討中という。鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が発表した。

 ■芦原温泉

 温泉街らしい和の趣を前面に打ち出した。コンコースの中央部には、間接照明を施した折り上げ天井を採用し、温かみのある空間を演出。ホームの待合室は、旅館の和室をイメージしている。

 ■福井

 コンコースは天井に県産スギ材、柱の装飾に越前和紙、床に笏谷(しゃくだに)石を使用。「悠久の歴史」を印象付ける和の空間が広がる。ホームは、JR北陸線と同様に天井から木漏れ日が差す仕組み。床に木調タイルを取り入れ、利用者がくつろげるよう配慮している。

 ■南越(仮称)

 コンコース中央の天井は波打ったデザイン。越前和紙の技法「流し漉(ず)き」の動きをダイナミックに表現している。和紙照明を組み合わせ、落ち着いた仕上がりになる。柱は漆塗りや越前指物(さしもの)で装飾する。ホームの待合室には格子戸や白壁をあしらい、地域の伝統・文化が感じられる。

 ■敦賀

 コンコース天井は北前船の帆をイメージ。広さを生かし、スケール感の大きいデザインとなっている。壁面には赤レンガ倉庫のイメージを採用した。ホームの床は木調タイルで仕上げ、船の甲板を表現。待合室も船をモチーフとした。

 ■その他

 敦賀車両基地(仮称)の外観と小松、加賀温泉両駅の内装デザインも明らかになった。駅舎外観の基本デザインは公表済みだが、今回はより詳細な実施デザインが発表となった。周辺工事を経て、駅舎本体の着工は20年度、おおよその完成は22年度初めを予定している。

 (山本洋児)

 

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