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鉄道まるっと切り抜き帳

台風影響、桜のトンネル風景一変 樽見鉄道・木知原駅

(上)桜のトンネルが見事だった木知原駅 (下)駅北の桜の木が伐採された、現在の木知原駅=いずれも本巣市木知原で)

写真

 沿線の桜との調和が美しいローカル線として知られる樽見鉄道。特に木知原(こちぼら)駅(本巣市木知原)の「桜のトンネル」は、絶好の撮影スポットとして毎年この季節、全国から多くの写真愛好家を迎えてきた。だが、昨年9月の台風21号の影響で駅北側の沿線約1キロでは大半が伐採され、今年は風景が一変。惜しむ声が広がっている。

 周辺で桜の満開が間近となった5日午後3時ごろ、同駅では三脚を立てたり、一眼レフカメラを構える男性が5人ほど。だが、昨年まで駅を彩っていた見事な桜のトンネルは、今年は姿を消していた。フリーの鉄道カメラマン坪内政美さん(44)=高松市=は「台風で折れたとは聞いていたけど、これほどまでとは…」とショックを受けていた。

 県岐阜土木事務所によると、昨年9月4日の台風21号で駅の北約1キロの区間では桜の木7本が倒れ、30本以上が傾いた。倒木の恐れがあり危険だったため、計約40本を伐採したという。

 撮影で全国を飛び回る坪内さんによると、同駅の風景は「青い車両の色と桜とのコントラストが良く、構図として理想的。旅雑誌からの需要も多い」という。

 会社を休んで北九州市から撮影に訪れた男性(55)は「昨年は来る時期が遅く、葉桜だった。今年こそ咲き誇る桜と電車を撮ろうと思ったのに」と残念そう。

 樽見鉄道の広報担当の清水弘樹さん(34)は「全国の皆さんが愛してくださった場所なので、木がなくなるのは寂しい。沿線は他にも桜が咲く谷汲口駅や日当駅があり、終点の樽見駅近くには淡墨桜もある。そちらにも足を運び、楽しんでくだされば」と話していた。

 (秋田佐和子)

 

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