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尾張万華鏡

太陽と月 ピカピカ 触れる芸術

撮影データレンズ70−200ミリ、F8、1/800秒、ISO400

写真

 ぴかぴか光る銀色の球体が、十二階建ての庁舎を映し出す。なだらかなコンクリート製の斜面を上り、中心部の四角い窓をのぞくと、球体のその先も、ぴかぴかと輝いていた。

 春日井市役所の敷地にあるモニュメント「太陽と月」。鏡面の球体は「太陽」を表す。対をなすように並ぶのが、球体を半分に割った「月」。ともに直径は二・七メートル。近づくにつれ、鏡面の自らの姿がどんどん大きくなり、不思議な感覚に引き込まれる。

 「太陽と月」は一九九〇年の庁舎完成時に設置された。ステンレスによる抽象彫刻が得意で、名古屋造形芸術大(現名古屋造形大)学長だった故・石黒鏘二(しょうじ)さんの作。太陽は知恵、月は慈悲、それぞれ中心を貫く四角は歴史を表現しているという。

 当時の市の担当者によると「カップルの待ち合わせの名所だった」。現在は触れる芸術として、その子ども世代に大人気。まるで惑星のように、太陽の周りをくるくる回る彼らには、無限の可能性が広がる。

 写真・今泉慶太

  文・志沢あれん

 
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