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「教員のためにも改正を」 東京でいじめ防止法勉強会

いじめ防止対策推進法改正の必要性を訴えた小森美登里さん(左)ら=参院議員会館で

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 いじめ防止対策推進法の改正について考える勉強会が十一月十三日、東京の参院議員会館で開かれた。主催したNPO法人ジェントルハートプロジェクト理事で、長女を亡くした小森美登里さんらが法改正の必要性などを訴えた。

 二〇一三年に成立した同法は、いじめの防止と対処などについて学校の責務を定めた。超党派の国会議員による勉強会が当初、学校が取り組む対策などを細かく規定する法改正案をまとめたが、公立学校の校長会が「現場の柔軟性を損ねる」と反発するなどし、作業は難航している。

 小森さんは「現場の多忙を理由に子どもの心と命にかかわる問題を二の次にしていいはずがない」と指摘。「多忙などの事情があるなら改善しなければならない。先生を救うことが子どもを救い出すことにもつながる」と訴えた。

 お笑いで社会問題を提起する女性芸人、たかまつななさんは学校現場への取材を基に「『公務員たたき』の歴史の中で、先生たちは『多忙で、いじめ対応は大変』と声を上げられない。先生を守るための法改正だと強く言う必要がある」。教育評論家の尾木直樹さんは「現場の先生や子どもたちの声をしっかりと聞き、本当に何を望んでいるのかを丁寧に受け止めていくことが大事だ」と語った。

 「こども六法」の著者で教育研究者の山崎聡一郎さんは現行法の意義も強調。「『先生の仕事と負担を増やす』とか『現場の実態に即していない』との危惧は誤解。(いじめ対応として)やるべきことが明確になっており、いじめの深刻化による負担増を予防し、無限に教員の責任が増大することも防げる」と述べた。

 (河原広明)

 

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