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教育

<学びの未来> イエナプラン実践の現場から(4)

牛乳瓶を観察して、気付いたことや疑問点を発表する児童たち=名古屋市緑小学校で

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 名古屋市の教員が八月のオランダ研修で視察した先進教育「イエナプラン」では、子ども自身の「問い」を出発点とした自発的な探究学習に重きが置かれている。緑小学校の岡崎功典教諭(43)は現地での研修も参考に、総合的な学習の時間で、児童の探究心を引き出す取り組みをする。

 「飲み物ですか」「自動販売機で売っていますか」−。輪になった三年生の児童が岡崎教諭のポケットに隠された物が何かを当てるため、質問を繰り返した。答えは牛乳。次は瓶を回していき気になったことや気付いたことを発表した。

 牛乳はなぜ白いのか、どうしてふたがついているのか、飲んだら背が伸びるのか。それぞれが課題を設定し、思い思いに調べ学習を始めた。本や国語辞典をめくる子がいれば、瓶を熱心に観察し続ける子もいた。

 イエナプランの総合学習にあたる「ワールドオリエンテーション」では、子どもが発する問いが尊重され、教科横断的な探究学習が繰り返される。岡崎教諭も児童の問いに対し、感心したり面白がったりしてみせた。児童の好奇心や主体性を奪わず、継続するように心掛けているという。

 牛乳を題材にした授業は計三回。二回目で調べ、三回目では再び輪になって個人やグループで成果を発表した。児童は問いの発見から発表まで、題材を変えながら同じプロセスを繰り返している。岡崎教諭は「子どもたちが自分の疑問を解決する喜びを感じ、大人も驚くような発見をすることを楽しんでいるように思う」と話した。

 (中山梓)

 =終わり

 

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