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教育

<学びの未来> イエナプラン実践の現場から(2)

目隠しをした生徒を誘導し、課題をこなしていく=名古屋市西区の浄心中学校で(一部画像処理)

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 集団でよりよい学びを導くにはどうすればいいか。自立と対話を重視するオランダの先進教育「イエナプラン」の研修に参加した名古屋市浄心中学校の安井隆教諭(31)は「安心感」をキーワードに挙げる。現地視察で得たヒントをもとに、自分たちで安心感を育む授業の実践に取り組んでいる。

 二年生の体育の授業。生徒は二人組になり、一人は目隠しをして、もう一人が誘導役となり、体育館に作られたコースを進んでいた。

 床の障害物を避けてジグザグに歩き、ハードルを越える。手に持ったボールやフラフープを指定された場所に置く。「四五度左に進んで」と言葉で説明する生徒もいれば、手をたたく音で誘導する生徒もいる。

 この課題は、オランダでの研修中、講義の合間やグループの関係性を深める時に使われた「エナジャイザー」と呼ばれる取り組みからヒントを得たものだ。

 課題に取り組んだ後、生徒は輪になって「どうしたら安心して誘導させられるか」を話し合った。狙いは、相手の立場になって考えることを通して、自分たちで安心感を生み出せると伝えること。体育の授業だけでなく、他の学びや社会にも通じる考え方で、安井教諭は「集団の中に安心感があれば、よりよい学びにつながる」と説明する。

 イエナプランでは互いを尊重することを学ぶ一方、主体的な学びも大きな柱。三年生の授業では「新しい種目づくり」をする予定で、安井教諭は「自分たちでここまでできるんだと感じてもらいたい」と話している。

 (中山梓)

 

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