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教育

<学びの未来> イエナプラン実践の現場から(1)

円になって意見を出し合う4〜6年生の児童たち=名古屋市東区の山吹小学校で

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 画一的な教育のあり方を見直す名古屋市の事業の一環で、教員八人が八月、オランダで自主性と対話を重んじる先進教育「イエナプラン」の研修を受けた。帰国後、教員たちはどんな実践をしているのか、リポートする。

      ◇

 名古屋市東区の山吹小学校の教室。一時間目が始まる前、四〜六年生の児童が三つのグループに分かれ、輪になって座った。オランダ研修に参加した石田恵将教諭(36)が「秋といえば」と題を出すと、児童たちは秋から連想する言葉を出し合い始めた。六年生はまとめ役。「栗」「紅葉」などと出される意見に理由を尋ね、メモをしていった。

 イエナプランでは一〜三年生、四〜六年生が混在する異学年学級を構成。円になって話し合う「サークル対話」が繰り返されるのが特徴だ。

 異学年交流により、上級生となる三、六年生にはリーダーとしての自覚も芽生えた。五年生の石田教諭の学級では、道徳や学活の時間にもサークル対話を取り入れる。石田教諭は「人の話を聞く姿勢ができ、意見を言わなかった子も発言するようになってきた。今後は人の意見に対して、意見が出せるように持っていきたい」と話す。

 日本の学校でも、遠足などの課外活動では異学年交流を取り入れやすい。山吹小では本年度からイエナプランと同様の異学年グループを構成。一緒に遠足に行き、十一月に校内で開く「作品展」では一緒に作品制作や鑑賞をするため、朝の時間にサークル対話をして関係を築いている。

 (中山梓)

 

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