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未来の学びへ議論 愛知で経済教育学会の全国大会

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 経済学の大学教員や小中高の社会科教員でつくる経済教育学会の第三十五回全国大会愛知大会が九月二十八、二十九の両日、愛知県犬山市の名古屋経済大犬山キャンパスで開かれた。初日は基調講演とシンポジウムの二本立てで、「これからの社会をリードする『教育』」をテーマに、経済教育の果たす役割について議論が交わされた=写真。

 二〇〇八年と一七年、学習指導要領の改定に携わった文部科学省初等中等教育局の合田哲雄財務課長が登壇。一六年春、人工知能(AI)を使った囲碁のソフト「アルファ碁」が、世界最強クラスの棋士に勝ち越したことに触れ、「今の学校は『オワコン(終わったコンテンツ)』で、意味がないのではないか」などの意見があることを紹介。AIに代替されない人間の強みとして「新聞や新書の内容を構造的に正確に読み取る力」などを挙げた。

 その上で、「日本の教育界には、そういった力を育んできた蓄積がある。良さをとらえ直し、教師の仕事や子どもの学びを進化させることが求められている」と改定の狙いを述べた。

 続いて中学、高校、大学の教員によるシンポジウムで、新しい学習指導要領を意識した授業実践が報告された。名古屋市志段味中の伊藤達也教諭は「街のTシャツ屋さん」と呼ばれる学習教材を使った授業を紹介。Tシャツの販売を通じ、起業の意味や目的、価格設定や他店との差別化などを考え、市場経済の仕組みを学ぶ取り組みを説明した。

 二十九日はキャリア教育や金融・消費者教育などのテーマで分科会を実施。昨年、日韓の経済教育学会が協定を結んだのを受け、韓国の大学教員による実践報告もあった。

 (福沢英里)

 

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