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教育

新要領見据え即興英会話 「書く」「話す」発信力磨く

その場で質問を考え、その質問に答えながら、英語でやりとりする生徒たち=名古屋市緑区の千鳥丘中学校で

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 文部科学省が七月末に結果を公表した、小六と中三対象の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)。初めて出題された中三の英語は「読む・聞く・書く・話す」の四技能のうち、「書く・話す」の平均正答率が50%未満と低く、課題が浮かんだ。

 そんな中、名古屋市千鳥丘中学校では「書く・話す」力を伸ばそうと、いち早く取り組んできた。即興でやりとりする力の育成が重視される二年後の新学習指導要領を見据え、ペアやグループで会話を楽しむ活動に力を入れる。

 生徒には、相手の目を見る、相づちを打つ、相手が言った言葉や文章をおうむ返しすることを意識させる。「コミュニケーションストラテジー」と呼ばれ、「三分」など決められた時間に、会話を途切れずに続けるための技だ。

 七月上旬にあった三年生の授業の冒頭、生徒たちは隣同士で会話を始めた。「ハロー」のあいさつ後、手と手を合わせてハイタッチ。この日は「ずっと続けていること」という質問について、あらかじめ記入したメモを読み上げるのではなく、顔を上げ、ジェスチャーも交え、紹介し合った。それでも所要時間は十五秒ほど。残りの時間も会話をつなげようと、生徒たちは必死に質問を繰り出していた。

 テストでも即興のやりとりができるかどうかを試す。日本の文化について外国語指導助手(ALT)に紹介する目的で英作文を書く授業の後、くじ引きで決まった生徒同士が、好きな日本文化について尋ね合った。英語科の返町岳司教諭は「生徒同士だと、努力しないと自分の意図が正確に伝わらない。本当の発信力が試されます」と狙いを話す。

 (福沢英里)

 

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