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生徒が土曜講座運営、憧れの人に会おう! 名古屋の東海中・高

水上颯さんの講座の受講希望者に、整理券を配布する実行委員の生徒(中)=名古屋市東区の東海中学・高校で

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 憧れの人に会いたい。そんな思いを生徒が自分たちの手でかなえる市民公開講座「サタデープログラム」(サタプロ)を、東海中学・高校(名古屋市東区)が年に二回ほど続けている。企画から運営まですべてに携わり、政治家や作家、ペン回しパフォーマーら個性豊かな人たちを招いてきた。

 始めたのは学校五日制が導入された二〇〇二年。休みの土曜日を活用する目的だった。生徒が会いたい人に直接、出演を交渉し事前に取材することもある。約二百人いる実行委員の一人、高一の森優心(ゆうしん)さんは「社会でも役立つことを学ぶ経験ができる」と話す。

 実行委員長の高二、竹内佑さんは、作家万城目学さんとの対談形式の講座を実現。「全著作を読み直し、すごい量の質問を想定したら、講座をどう進めるかが見えてきた」

 直近の六月二十九日にあった第三十五回では、五十九の講座を展開。実行委員は、事前にホームページで受け付けた受講申込数から参加者数を予想して会場を割り振るが、テレビのクイズ番組で活躍する水上颯さんの講座には千二百人の参加が見込まれ、会場に入りきらない可能性も考えて整理券を配布することに。一部の委員は朝五時すぎから整理券の待機列を整えた。

 顧問の久田光政教諭(63)は「生徒たちにはホウレンソウ(報告・連絡・相談)ではなく、報告・連絡・提案を求める」と言う。問題が起きた時の報告と連絡はもちろん、解決策を先生に相談するのではなく、生徒たちが考えて提案することに力を入れる。自然と思考力や判断力が鍛えられるそうだ。

 次回予定は来年二月二十二日。

 (岩井里恵)

 

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