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夜間中学設置拡大を、名古屋でシンポ 馳元文科相も参加

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 日本語が不慣れな外国人や不登校の児童、生徒らを受け入れる公立の夜間中学設置を進めようと「多様な教育機会の必要性を考える」と題したシンポジウムが六月三十日、名古屋市千種区の愛知淑徳大星が丘キャンパスで開かれた。外国籍の子どもの教育支援に携わる、同大准教授の小島祥美研究室が主催。

 公立夜間中学は、三年前に議員立法の教育機会確保法ができ、文部科学省は各都道府県と政令指定都市に一校以上の設置を促すが、全国に三十三校しかなく、東海地方にはゼロ。「夜間中学等義務教育拡充議員連盟」会長の馳浩・元文部科学相=写真=が登壇し、法律の意義や今秋の臨時国会での見直し方針などを説明した。

 特に夜間中学の設置を検討する自治体の「協議会」について、現状は知事や市町村長を構成メンバーに含めねばならないことで設置が進まないと指摘。地方教育行政法に基づき各自治体で開かれる総合教育会議の委員でも構成できるよう運用を緩やかにし、「協議会設置は努力義務ではなく必置としたい」と述べた。

 会場では、愛知県豊田市のNPO法人「トルシーダ」の日本語教室に通う外国人生徒も自己紹介。「全日制高校の試験も読み仮名を振ってほしい」「途中からでも日本語が分からなくても入れる中学校があったらいい」など、必要と感じている支援を述べた。

 夜間中学のドキュメンタリー「こんばんは2(ローマ数字の2)」の上映もあり、森康行監督が「一人一人顔つきが違うのと同じように学びも違う」などと対応を求めた。映画の製作普及委員会は十月から、上映会を通し夜間中学設置を呼び掛ける全国キャラバンを予定している。

 (福沢英里)

 

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