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<春 スタートする君へ> (4) 埼玉西武ライオンズ2軍監督 松井稼頭央さん

松井稼頭央さん

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 新しい環境って不安ですよね。キャンプの時は「ヒット、打てるのかな」って毎年、不安で。それを解消するために努力する。自信を付けるには練習しかないと思っているんで。不安だから頑張れるところもあるんじゃないかなあ。

 もう一つ、もっと打ちたいから練習する。プロの世界に入るとすごい人がいっぱいいます。どこで差をつけるかというと、やはり練習量。僕は名前や見た目も工夫しました。一九九五年に登録名を「稼頭央」に変えたのは「真ん中で先頭に立ち、一番を目指したい」から。髪を茶色にしたのも、グラウンドに入った瞬間「あ、松井」って、観客の目を引く。注目してもらう以上は、努力もしないと。

 けがの多い現役時代、支えになったのは「感謝」という言葉です。親に「感謝の気持ちを忘れるな」「謙虚な気持ちや初心を忘れるな」と口酸っぱく言われました。大リーグに挑戦してからのけがも落ち込みますよね。でも、どうやってはい上がろうかとか、あまり深くは考えなかった。結局、家族やトレーナー、通訳、周りの存在が前向きな気持ちにさせてくれました。

 「野球が好き」って思いはずっと変わりません。「これが好き」と思えるものがあれば、それが一番じゃないかな。僕は野球と出合い、人生の幅が広がった。若い選手には、自分の短所を補えるぐらいの、いいところや個性を伸ばす練習をしてほしい。バッティングフォームでも何でも、子どもが見てまねしてもらえるぐらいの個性って大事です。僕も一緒に成長していけるよう、選手をしっかり見ていきたいと思います。

 (聞き手・福沢英里)

 <まつい・かずお> 1975年生まれ。94年西武ライオンズ入団。米大リーグ、東北楽天などを経て、今季、現職に就任。

 

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