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高校生・大学生

首都圏周辺、早めに予約を 大学受験時の宿泊先

受験生応援プラン対象の部屋。宿泊料は需要に応じて変動する=東京都千代田区のアパホテルプライド<国会議事堂前>で

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 毎年、一月のセンター試験で幕が開ける大学受験シーズン。遠くの大学を受ける際は、会場近くのホテルなどに泊まって試験に臨む受験生が多い。受験する大学が確定するのはまだ先だが、予備校の調査やホテルへの取材を通してみると、手頃で立地のいい宿泊先を確保するには秋から動いた方が良さそうだ。

 河合塾は昨年度、全国の大学一年生百八十九人を対象にアンケートを実施した。部屋を押さえた時期を質問したところ、「十月以前」が41・7%で最多。半数以上が十二月までに予約を済ませていた。翌年一月は37・3%だった=表。

 アパホテルプライド<国会議事堂前>(東京都千代田区)の宜野座茉莉総支配人は「予約の第一波は十月。国公立大の受験校が決まるセンター試験後に第二波がやってきます」。センター試験の出願は毎年十月に締め切られるため、「私立大を含めた受験校を具体的に意識するようになるのでは」と十月に予約が集まる理由を推し量る。

 受験シーズンは三月まで続くが、首都圏では私立大の試験が集中する二月の一〜三週目に部屋が埋まりやすいという。人気はJRや私鉄、地下鉄の電車が乗り入れる新宿駅や池袋駅の周辺。どこへ行くにも便利で、受験校が決まる前の予約でも融通が利きやすいためとみられる。大学が多く集まる飯田橋駅や神田駅近くも好まれる傾向にある。

 同ホテルの場合、通常の客と同じ宿泊代金で、「受験生応援プラン」と銘打ったサービスを全国で実施。午後三時より前にチェックインする場合は一時間につき千円かかるが、受験生は一時間分が無料になる。フロントでは二十四時間態勢で試験会場までの道案内に応じ、電気スタンドやインフルエンザ対策として加湿器の貸し出しもする。宿泊前日までキャンセル料を無料にしており、宜野座総支配人は「早めの予約が安心です」と話す。

 受験生向けプランを打ち出すホテルは他にもあり、サービスでしのぎを削っている。試験会場に持参する「合格弁当」、受験生が勉強できる共同スペース、会場まで行く無料バスを用意するところも。各大学の生協がホームページで周辺の宿泊先を案内している場合もある。新幹線など交通手段の確保にも注意したい。

◆心身に余裕ある時期に 先輩からアドバイス

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 「受験校は確定していなかったけれど、受けたい大学を念頭に十月下旬には部屋を確保した」。岐阜県出身で、法政大二年の男子学生(19)は振り返る。

 首都圏の私立大三校を受験した。まず二月十日に新宿駅近くのホテルに泊まり、翌日に電車で十分ほどの会場で一校目を受験。十二日に新横浜駅近くのホテルに移り、十三日に二校目を受けたが、こちらは試験会場が駅から遠く、タクシーを利用した。試験後、いったん岐阜県内の自宅に戻り、十八日に再び上京。試験会場近くに宿泊し、翌十九日に三校目を受けた。

 ホテルは朝食付きのプランを選び、昼食と夕食は「近場で適当に済ませた」。受験の前日は会場に足を運び、ルートを確認。他大学の受験も考えて別の宿泊先も予約していたが、受けないと決めたらすぐに取り消した。「宿泊先は、心身とも余裕のある時期から早めに考えておいた方がいい」と話す。

 愛知県出身で大阪大一年の男子学生は、八月に大学近くのホテルを予約した。高校の先輩から、「試験直前に探し始めたら、音楽イベントと重なって手頃なホテルが取れず、高価な高級ホテルに泊まらざるを得なかった」と聞いて、早めに手を打ったという。

 (諏訪慧)

 

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