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高校生・大学生

名大社・就活アドバイザー西田知佳さん(37)講演会

「チャンスをつかむ準備と行動が大切」とアドバイス=中日新聞本社で

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 一番言いたいのは、「自分のキャリアは自分でつくり、決めていくものだ」ということ。

 昨年に倒産した会社の平均寿命は二三・五年。終身雇用は確実ではない。寿命が延び、仕事をする期間が長くなるからこそ、従来の「就社」ではなく「就職」を考えなければならない。定年退職までの一山を生きるのでなく、スキルを身に付け自分なりの山を多くつくって生きていく方が良い。

 就活を始める前に、自分をしっかり知ろうとすることが大切。どう生きたいか、どう働きたいかを繰り返し考え、自身の価値観を実現できる会社がどこかを考えるといい。インターンシップやOB・OG訪問などで、さまざまな社会人の働き方や価値観に触れ、フィードバックをもらうことで少しずつ行きたい会社などの方向性が明確になる。

 希望先が決まったら、対策が必要だ。その会社が求める人材像や能力を知り、自分にあるかないかを判断し、あるものをどう伝え、ないものをどう補って「ある」に変えるか。面接などコミュニケーションを取る場では「伝える」と「伝わる」は別なので、相手が質問する意図をくみ取りながら、選考過程の中で企業と信頼関係を築いてほしい。

 学歴というフィルターが厳しく存在した時代もあったが、今はそうではない傾向。求められるのは、学習欲があり、時代に合わせて自身をアップデートでき、企業内に新たな枠組みをつくれる人。会社に依存するのではなく、活用する人だ。チャンスは私たちの周りに平等にある。つかめる準備・行動をするかが大切だ。

 就活には本来、将来に向けてワクワクする気持ちもあるはずだ。友人の進捗(しんちょく)状況など周囲が気になってしまうが、「みんな」ではなく「自分」が大事。多くの先輩や社会人と会って活力を取り戻してほしい。

 経団連の就活ルール撤廃に焦る企業も学生もいるが、ルールは既に形骸化し、早めに採用したい企業の相談もよく受ける。将来のキャリアを意識して大学生活を送ることは、日ごろの勉強のモチベーションにもつながるので、学生にはルールに振り回されないよう自分をしっかり持ち、日々を充実させてほしいと願う。

 

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