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滋賀・呼吸器事件

本紙の「呼吸器事件」報道が受賞 早稲田ジャーナリズム大賞

 早稲田大は11日、「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」の草の根民主主義部門に、本紙の「調査報道『呼吸器事件』―司法の実態を告発し続ける連載『西山美香さんの手紙』」を選んだと発表した。本紙の同賞受賞は初めて。

 選考委員会は「素朴な疑問と粘り強い取材を重ねた記者たちの信念が(検察の有罪立証断念の)結果を導いた」と高く評価した。

 取材は大津支局の記者たちが、西山美香さん(39)が獄中から無実を訴え、両親に宛てた350通余の手紙を読み、本社の編集委員と連携。供述弱者が自白を誘導された冤罪の可能性があるとみて取材を進めた。

 2017年4月、一宮むすび心療内科(愛知県一宮市)の小出将則院長と臨床心理士による刑務所での精神鑑定を実施し、発達障害と軽度知的障害が判明。同年5月「ニュースを問う」の欄で「無実の訴え12年 私は殺ろしていません」と報じ、その後も捜査の実態や裁判で自然死の可能性が見過ごされた経緯を連載で詳報した。西山さんは再審公判での無罪が確実視されている。

 同賞は、早稲田大OBで戦前、反戦反軍、全植民地の放棄を唱えた言論人石橋湛山(元首相、1884〜1973年)を記念し、2001年に創設、優れたジャーナリズムを顕彰してきた。

(中日新聞)

 

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