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改元特集

富士山頂、わずか20分の朝日

令和元年初日を迎え、朝日を浴びる富士山=1日午前5時51分、静岡・山梨県境で、本社ヘリ「まなづる」から(木戸佑撮影)

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 令和元年の初日となった一日、新時代の初日の出を拝もうと全国の人たちが空を仰いだが、未明から早朝にかけ、雲が広がるあいにくの天気に。各地で改元チャーターフライトなども企画され、高度四千メートル付近を飛んだ本社ヘリの眼前には、富士山にかかる雲間から光が差し込む厳かな光景が現れた。

 一日午前三時半、伊勢湾ヘリポート(津市)を飛び立ったヘリは、雲の隙間を抜けながら、一時間かけて富士山付近へ。空が次第に白み始め、夜が明けても太陽は雲に隠れたままだったが、午前五時四十分ごろ、徐々に光が差し始めた。頂上に光が降り注ぎ、「令和の初日の出」にふさわしい光景が出現した。およそ二十分間で、再び雲の中に隠れた。

 静岡県富士宮市の田貫湖でも、地上から富士山にかかる初日の出が確認できた。日の出の時間に、富士山全体を覆っていた雲が七〜八合目付近まで下がり、雲の切れ間から太陽が顔を出した。十五分ほどで再び厚い雲に隠れたが、初日の出を待ち望み湖畔に集まっていた人は喜んだ。大阪府松原市の喜多山雄二さん(25)は「令和の最初の日の出が富士山から昇る場所を探して、ここまで来た。いい写真が撮れた」と話した。

 愛知、岐阜、三重各県の地方気象台によると、一日早朝は上空に雲が広がり、各地で雨や曇りに。三重県尾鷲市天満浦の天満堤防では、尾鷲湾から昇る初日の出を眺める催しが予定されていたが、小雨がぱらつく曇り空に。日の出時刻の午前五時六分に合わせて約七十人が集まったが残念そう。曇り空に向かって「令和が良い時代になりますように」との掛け声で全員で万歳三唱した。

 即位した天皇陛下が六年前に訪問された際、世界遺産・熊野古道「馬越峠」を語り部として案内した川口有三さん(76)=尾鷲市朝日町=は「峠を案内をした皇太子さまが天皇の時代になり、感慨深い」と話した。

 

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