トップ > 特集・連載 > 記事

ここから本文

特集

最後の布川の花祭

 愛知県東栄町布川地区で2日、後継者不足のため今年で休止となる国重要無形民俗文化財「花祭」があり、地区内外の担い手が最後の舞を繰り広げた。

 会場となった山あいの集会所は、最後の舞を見届けようと訪れた人々の熱気でいっぱいに。未明、いかめしい顔の真っ赤な「山見鬼」が、まさかりを手に登場。「テーホヘ、テホヘ」の掛け声のなか、煮えたぎる湯釜の周りを激しく舞い踊った。

 布川花祭保存会の尾林良隆会長(81)は「先人の努力が一時途絶え、『断腸の思い』などという言葉では表せないほどつらく寂しい。近隣の地区と舞を組み合わせるなど工夫し、新たな花祭として復活してほしい」と話した。

 花祭は愛知の奥三河地方各地で継承され、夜通し踊る奇祭として知られる。平成になってからの休止は3地区で、残りは14地区となった。

 

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索