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若者自立の場、ネットで移転費用募る 安城・リネーブル

今後の計画について話し合う荒川さん(右)と堀さん

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 生きづらさを抱えた若者たちの自立を支援する安城市今池町のNPO法人リネーブル・若者セーフティネットが、事務所移転の費用獲得を目指して、ネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)を実施している。

 不登校や引きこもりなどを経験し、人生に迷う若者が自分らしく過ごせる居場所をつくろうと二〇一二年、安城市で「川の会」が発足した。高校教諭の堀直予さんや、若者の自立支援に携わるキャリアコンサルタントの荒川陽子さんらが関わった。活動を続ける中で「やりたいことを探したい」「家から出て仕事をしたい」などの目標を見つける若者が出てきた。

 一六年に働くための一歩を生み出す居場所として、六人の若者を支えるためにリネーブルを設立。代表に荒川さん、副理事長には堀さんが就いた。プログラミングやホームページ作成の勉強会を開くなど、企業への就職にこだわらず、フリーランスや在宅でできる仕事を見つけることも視野に手助けしてきた。

 一七年には荒川さんが「LINABLE(リネーブル)キャリア」を設立し、働きたい若者と企業を橋渡しする事業を展開。リネーブルに居場所を求めて集まる若者は二十人に増えた。三次元のコンピューター利用設計システム(CAD)を扱える人材を求める企業の協力で新たな講座を企画したり、企業からの仕事の依頼も多くなったりと活動の幅も広がってきた。

 このため、事務所が手狭になり、講座や請け負った仕事をこなすスペースの拡充も必要となり、移転を決めた。

 荒川さんは「勉強する機会があれば自分の可能性を広げられるし、実力を発揮する場があれば伸びる。若い世代にそのチャンスを与えたい」と意気込む。十七日には動画編集の勉強会が開かれ、十人が参加。企業のホームページ作成などの仕事を請け負う西尾市の嶋崎裕介さん(26)は「プログラミングやウェブ制作の楽しさを知ったのは勉強会がきっかけ。アプリ開発にも挑戦したい」とやりがいのある日々を語る。

 パソコンやロッカーの購入費に充てるため、二月十八日にCFがスタート。目標金額の百十五万円は達成したが、移転場所が変わるなど費用がかさむ可能性が出てきたため、荒川さんらはさらなる協力を求めている。寄付の詳細はCFサイト「レディーフォー」で「リネーブル」を検索。期限は三十一日。

 (四方さつき)

 

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