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「愛知はお城のデパートだ」 城郭観光、21市町で連携

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 ブームが続く城郭をテーマにした歴史観光の事業化につなげようと、県は七日、「愛知のお城観光推進協議会」の設立総会を名古屋市内で開いた。名古屋城の名古屋市、岡崎城の岡崎市、犬山城の犬山市など城郭や城址(じょうし)のある二十一市町が情報交換したり、県内外での観光イベントに共同出展したりする。

 大村秀章知事は「県内には天下の名城・名古屋城だけでなく、知名度は低いが歴史的価値が高い城がたくさんある。ネットワークをつくってみんなで盛り上げたい」と、各市町の観光担当幹部にあいさつした。

 基調講演では、名古屋市の名古屋城整備に関する有識者会議「石垣部会」委員の赤羽一郎・愛知淑徳大非常勤講師が登壇。自身が行った県内の分布調査でさまざまな特徴を持つ城跡が千二百カ所以上も確認されたと話し、「愛知はお城のデパートだ」と表現した。

 長年にわたり文化財保護に携わってきた赤羽さんは「かつて文化財は保存のみが重要と考えられていたが、近年では後世に伝えていくための観光などの活用が欠かせなくなっている」と解説。「協議会に参加する市町が広域連携して、複数の城郭を一つのストーリーで結んで売り出してはどうか」と呼び掛けた。

愛知の城郭観光の可能性を語る赤羽さん=名古屋・名駅のウインクあいちで

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 その例として、本能寺の変後の政界に緊張関係をもたらした「小牧・長久手の戦い」に関係する犬山城、小牧山城、岩崎城(日進市)、長久手古戦場、岡崎城を列挙。近年重要さが見直されている信長の父・織田信秀が居城とした勝幡城(稲沢市)や末森城(名古屋市千種区)なども挙げた。

 協議会は来年度以降、県内で公開シンポジウムを開催し、全区規模の城郭イベント「お城EXPO」(横浜市)に出展するほか、年二回の勉強会を開く。

 (谷悠己)

 

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