トップ > 愛知 > 9月23日の記事一覧 > 記事

ここから本文

愛知

「ラグベア」豊田に出没 ラグビーW杯、観客お出迎え

気軽に記念撮影に応じるラグベア=豊田市で

写真

 ラグビー日本代表の桜のジャージーをまとったクマの着ぐるみが二十三日、豊田市の名鉄豊田市駅周辺に「出没」する。手作り感満載だが、市内のラグビー関連イベントに現れれば、子どもたちがハイタッチするちょっとした人気者。ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の激戦が始まり、豊田スタジアム初戦のウェールズ−ジョージア戦を迎える同日、スタジアムの玄関口である駅周辺に駆け付け、W杯を盛り上げる。

 名前は「ラグベア」。ラグビーとクマを意味する英語「ベア」をくっつけた。豊田市清水町の会社員、首藤隆暢さん(57)が扮(ふん)する。自身も高校、大学時代、ラガーマンだった。しばらくラグビーから離れていたが、地元にW杯がやってくることを知り、「何か自分もできないか」と考えた。

 昨年十二月、クリスマスを前に通り掛かった玩具店で大きなクマのぬいぐるみを見つけた。「これだ!」。クマに関連したラグビーグッズは多く、相性は抜群。好きなラグビーを広くPRするツールに決めた。

 「着ぐるみなら子どもたちも親しみやすい」と、頭部の綿を取り除き、かぶりものに改造。似た生地のつなぎのパジャマを購入し、その上に桜のジャージーとラグビーパンツを着けた。

 ラグビーボールを持ってイベント会場に出掛けては、子どもたちと触れ合ったり、写真を撮ったり。度々見かけるという豊田市内の女性(25)は「見た目がかわいらしく、親しみやすい。愛嬌(あいきょう)もある」と話す。

 PR活動で実感したのは、ラグビーの持つ力。「知らない人同士でもラグビーが話題になるとすぐに友達になれる。つながりがどんどん広がっていく。お互いを尊重するノーサイドの精神にも通じる部分はあると思う」

 大会期間中は、素顔でW杯公式ボランティアや豊田市のボランティアを務め、時間をみつけて「ラグベア」にもなる。公認の着ぐるみではないため、スタジアムなどには近寄れないが、駅周辺なら観戦客らを出迎えることはできる。

 「ラグベア」は祭りの後も気に掛ける。「愛知県は全国的に見てラグビー人口が少ない。W杯後に子どもたちが『クマさんと写真撮ったよね』と思い出し、そういう子が一人でもラグビーを始めてくれればいいな」と願う。

 (森本尚平)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索