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車両盗対策、鍵は金庫に 県内の販売会社、相次ぐ被害

作業場の車庫を開け、車を運ぼうとする犯人(右)=名古屋市中川区で(会社提供)

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 自動車販売会社を狙った盗難被害が県内で相次いでいる。八日夜〜九日未明には、名古屋市中川区の二カ所で人気高級スポーツタイプ多目的車(SUV)を含む計九台が盗まれた。県警は、鍵の保管方法の見直しなど防犯対策の強化を呼び掛けている。

 被害に遭った一社では、屋内外に設置された防犯カメラに四人組の男らによる犯行の様子が写っていた。男らは九日午前一時前に乗用車で乗り付け、目出し帽姿で作業場内に侵入。保管してあったSUV「ランドクルーザー」と、屋外にあったミニバンを積んだトラックにそれぞれ乗り込んで逃走した。侵入から犯行まで三分程度だった。撮影はされなかったが、作業場の出入り口脇にある高窓の鍵付近が割られており、窓と外格子の二十センチ程度の間から入り込んだとみられる。被害額は約千二百万円という。

 同社では防犯カメラを複数設置し、夜間は機械警備を設定。出入り口付近は大型車でふさぐなどして防犯対策を取っていた。ただ、車両の鍵は作業場内に置いていた。

 男性社長(35)は「まさか入られるとは…」と落胆する。会社では会員制交流サイト(SNS)の写真共有アプリ「インスタグラム」で作業場内や外観、盗まれた車も紹介していた。警察からは投稿を控えるよう言われたというが「インスタは無料で宣伝できるから大事。SNSで狙われたかもしれないが、やめると商売にならなくなる」と悩む。

鍵付近が割られた出入り口脇の高窓

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 県警生活安全総務課によると、車両などが盗まれる自動車関連会社の出店、事務所荒らしは五月上旬〜八月上旬に二十五件あり、名古屋市内や尾張地方に集中している。同課の担当者は「鍵は壊されにくい金庫に入れる、現金と一緒にしない」といった対策例を挙げ、社内や店舗内に鍵を残さない工夫を呼び掛ける。今後は、ディーラーや自動車整備士の団体などでつくる協議会を通じて啓発も促すという。

 (佐々木香理)

 

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