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園子温監督が復帰作を豊橋でロケ 「一番大事な場所」

水上ビル前で撮影を指揮する園監督(中央)=豊橋市駅前大通

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 今年二月に心筋梗塞で手術を受けた園子温監督(57)の復帰第一作目となる映画「エッシャー通りの赤いポスト」(仮)の撮影が七日から三日間の日程で、豊橋市内であった。駅前大通にある水上ビルなどレトロな雰囲気漂う場所がロケ地に選ばれ、園監督は「東京とは違った郷愁ある、豊橋の映画的な魅力を伝えたい」と話す。

 「レンズを愛する人だと思って見つめて。もっと、もっと。はい、カット」。八日夕方、俳優六十五人とエキストラ百三十人に及ぶ撮影が水上ビル近くで進められた。市内の最高気温は三一度。西日が差す夕方も蒸し暑さが続く中、園監督は額の汗をぬぐいながら若い女優に指導した。

 園監督は映画「みんな!エスパーだよ!」(二〇一五年)、綾野剛さん主演の「新宿スワン2」(一七年)などこれまでに六度、豊橋市をロケ地に選んできた。豊橋東高校を卒業し、青春時代を過ごした豊橋を「地球上で一番大事な場所」と口にするほどその景色にほれ込み、数々の作品の背景で切り取ってきた。

 八日の撮影中には、佐原光一市長が陣中見舞い。園監督の姿に「豊橋を知り尽くす監督が、フィルム越しにその魅力を伝えてくれるのがうれしい。作品を楽しみにしている」と喜んでいた。

 復帰作は園監督が脚本も手掛ける。有名監督の新作オーディションが舞台。配役を勝ち取るためにあの手、この手で臨む俳優たちが、本番撮影に向け、改めて「俳優」の意味を自問自答するという内容の青春映画だ。若手俳優を多数起用し、藤田朋子さんや諏訪太朗さんら名優が脇を固める。撮影は十日まで続き、二〇年初夏の公開を予定している。

 (酒井博章)

 

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