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天守閣部会、懸念相次ぐ 解体許可、文化庁「継続審議」

 名古屋城天守の木造復元事業で、名古屋市が文化庁に申請したコンクリート製現天守の解体許可が「継続審議」になったことを受け、十一日に開催された市の有識者会議「天守閣部会」の委員から事業の進展に懸念の声が相次いだ。事業進捗(しんちょく)の壁になっている有識者会議「石垣部会」と市との認識のずれの解消を望む意見も出た。

 この日の天守閣部会は、先月二十一日に現天守の解体申請が「継続審議」と判明して以来、初の開催。委員から「事業の見通しは」と問われた市の担当者は「二〇二二年十二月完成の目標は極めて困難。(許可を)焦らず待ちたい」「復元の遂行に向け最善の道を模索したい」などと答えた。

 解体の許可を得るには、解体工事が石垣に与える影響が小さいことを確認するため、市が追加の発掘調査を行い、石垣部会の了解を得る必要があるが、天守閣部会の委員からは「石垣部会との合意は難しい。どう進展への道筋をつくるのか」との質問も出た。

 市の担当者は「これまでの数多くの調査を石垣部会に十分説明して正確に理解してもらっているとは言い難い」と現状を説明。「職員一丸となって粘り強く丁寧な説明を心掛けたい」と述べた。

 また、天守閣部会の委員からは「石垣部会の見解は『何かが不十分だ』という指摘が多い。市として具体的なゴールを確認すべきでは」などの意見も出た。

 (垣見洋樹)

 

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