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テレビ塔の原図、修復完了 データ化し「公開したい」

修復が完了した名古屋テレビ塔の原図。右は名古屋テレビ塔の若山常務=名古屋市中川区の魚津社寺工務店で

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和紙で裏打ちされた原図=名古屋市中川区の魚津社寺工務店で

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 一九五四(昭和二十九)年に完成した栄の名古屋テレビ塔の原図の修復作業が完了した。テレビ塔は現在、来年夏のリニューアルオープンに向けて改修工事中で、担当者は「修復した原図をデータ化し、改修後のテレビ塔内で公開したい」と話している。

 原図はトレーシングペーパー三十五枚で、塔の全体図や寸法、安全性を確認する構造計算などが鉛筆で書かれていた。二〇一七年二月ごろ、テレビ塔職員が塔内の資料の整理中に筒状のケースに収められているのを発見。だが、紙が劣化し、広げると破れる恐れがあったため、名古屋市内の業者に修復を依頼していた。

 修復は、五月末に完了。縁に貼られていたセロハンテープを丁寧にはがした上で、和紙を裏側に貼って補強した。テレビ塔を設計した建築家で、後に東京タワーや通天閣も手掛けた内藤多仲(一八八六〜一九七〇年)のサインも記されていた。

 十一日に完成品を確認した名古屋テレビ塔の若山宏常務(58)は「構造計算なども全て手書きされ、内藤先生をはじめとする関係者が苦労してテレビ塔を造った形跡が分かる。図面データを公開することで、当時の苦労を伝えたい」と話した。

 (豊田直也)

「T.Naito」のサインと「工学博士内藤多仲設計」の押印=名古屋市中川区の魚津社寺工務店で

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