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観光色強い研修に市幹部随行 一宮市、不適切と認定

 一宮市は二十四日、観光の色合いが強い民生・児童委員の研修旅行に毎年、市幹部を随行させていたと発表した。市は交通費や宿泊費を公費で支払ったことは不適切だったと認定。二〇一三〜一八年度に同行した五人が計十五万円を返還した。この問題をめぐり、市内の男性(79)が今年一月、返還を求めて住民訴訟を名古屋地裁に起こしている。

 市によると、旅行は、委員代表でつくる「市民生・児童委員会長連絡協議会」が、懇親をかねて毎年十一月に一泊二日で催す。兵庫県の温泉地や瀬戸内海の小豆島など県外の観光地が行き先で、十年以上前から研修で訪れる施設との仲介役として、市福祉部の幹部一人が同行していた。

 しかし、旅程の大半は名所旧跡巡り。出張根拠となる特別養護老人ホームや少年鑑別所といった施設への訪問は、毎回一カ所のみで、いずれも一時間程度しか組み込まれていなかった。

 市は男性の指摘を受けて内容を精査し、観光色が強いと認定。市は近く、再発防止に向け、出張に関するガイドラインを策定する。

 男性は取材に「要求した全額が返還されることになった。訴訟は近く取り下げたい」と話した。

 (植木創太)

 

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