トップ > 愛知 > 6月13日の記事一覧 > 記事

ここから本文

愛知

デッキ撤去工事始まる 小牧駅前「バブルの遺物」

撤去工事が始まる前のペデストリアンデッキ=小牧市提供

写真

 小牧市の名鉄小牧駅前に設置され、「バブルの遺物」ともいわれたペデストリアンデッキの撤去工事が始まった。市が小牧駅前で進める周辺整備の第一歩となる。

 ペデストリアンデッキは歩道橋の大型版。小牧駅側と再開発ビル「ラピオ」近くの二カ所にあり、撤去するのは小牧駅側の一基。駅前の車道の上を通り、駅西駐車場へと移動できる。市は六千三百三十六万円かけて九月末までに取り外す。

 撤去する小牧駅側のデッキは、バブル経済末期の一九九〇年八月に完成した。全長百三メートルで幅八〜十メートル、桁下の高さは四〜五メートル。当初は、廃線となった旧桃花台新交通の桃花台線(ピーチライナー)小牧駅とつないで、地上に下りずにラピオまで歩けるように整備する構想もあったが、バブル崩壊による景気悪化で実現しなかった。

 建設から二十九年が経過し雨漏りや路面のタイルのはがれが目立ってきた。上り下りは階段のみでエレベーターなどはなく、バリアフリー化はされていない。

大型クレーンを用いて進むペデストリアンデッキの撤去工事=小牧市中央1で

写真

 市は二〇一六年、周辺の歩行者の通行状況を調査。近くの歩道は午前七時〜午後七時に自転車と歩きで二千人以上が通ったが、デッキは平日で百九十三人、休日で二百十三人にとどまった。市民へのアンケートでも「小牧駅が地下にあるため、動線が悪く使いづらい」などの意見が寄せられた。

 市は一八年、小牧駅側のデッキの撤去を決めた。もう一つのデッキはラピオ二階にもつながっており、新市立図書館との行き来を便利にすると考えられるため、利用を続ける。

 (藤原啓嗣)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索