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名古屋市バス90周年記念、懐かしカラー復刻 6月中旬から

90周年記念でデザインが復刻される昭和50年代の市バス=名古屋市交通局提供

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 名古屋市営バスが来年二月に運行九十周年を迎える。さまざまな記念事業を企画している市交通局は第一弾として「昭和カラー」に塗装した限定バスを来月中旬から走らせる。近年の利用率増加に貢献している高齢層が現役世代だった当時のデザインで、懐かしい思い出を振り返ってもらう狙いだ。

 今回復刻されるのは昭和から平成に差しかかる一九七五〜八九年のデザイン。現在は通常のバスが青と白系、基幹バスが赤茶と白系の配色だが、昭和五十年代当時は深緑とクリーム色の組み合わせだった。塗装する車両は一台限定。市交通局の担当者は「なるべく多くの人の目に留まるようにしたい」と話し、運行路線を選定している。

90周年を記念して限定復刻される市バスのデザイン

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 十年前の八十周年事業では、昭和四十年代に運行したバスのデザインを復刻した。

 市バスが浄心−覚王山、名古屋駅前−大曽根など四路線で営業運転を開始したのは戦前の三〇(昭和五)年二月一日。市民の通勤通学の主要手段として戦後の高度経済成長期を支え、ピークの六四年度には一日あたりの乗車人数が九十一万九千人を記録した。

 五七年に開業した市営地下鉄の路線網が拡張されるにつれ役割は縮小していった。だが、近年は景気回復に伴う通勤客の増加や、高齢者人口が増えたことで小回りの利く交通機関としての需要が拡大。利用者は回復基調にあり、二〇一七年度は一日あたり三十四万四千人が乗車した。

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 一九六七年に久屋大通公園の噴水南側に完成した栄バスターミナルは、長らく都心の発着拠点として定着していたが、三月に閉鎖。バス停の機能は「オアシス21」の周辺などに移転した。バスターミナルの跡地には、スポーツがテーマの複合商業施設が整備されるなど、令和の新時代に向けた動きも進んでいる。

 九十周年事業では十一月にメインイベントを行うほか、記念きっぷやグッズも製作中。「90」をかたどったロゴマークも作り、市バスや地下鉄の車内でPRしている。

 (谷悠己)

 

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