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ミシュラン掲載、苦労かみしめ 豊川「ガチ麺道場」上野さん

豊橋産もち大麦粉を練り込んだ自家製麺が特徴の「鶏と魚の塩そば」=豊川市美園で

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 日本ミシュランタイヤが十七日に発売するグルメ本「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」の掲載店が発表され、豊川市美園の上野信広さん(53)が営むラーメン店「ガチ麺(そば)道場」が星を獲得した。ラーメンのカテゴリーでは国内四軒目で、東京エリア以外では初めて。

 十四日に常滑市の中部国際空港で開かれた出版記念パーティーの壇上で、一つ星の獲得を知ったという上野さん。「まさか星をもらえるとは思わず鳥肌が立った。苦労もあったので、評価されたことがとにかくうれしい」と喜びを語った。

 豊川市内の住宅街にひっそりとたたずむ同店は、二〇一五年二月にオープン。名物の「鶏と魚の塩そば」などを味わおうと、県内外から客が訪れるという。

ガチ麺道場を営む上野さん=豊川市美園で

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 こだわりは、国産の小麦粉に豊橋産のもち大麦粉を練り込こんだ平打ちの自家製麺。取引先から「もち大麦は体に良く、練り込むと風味豊かな麺ができる」と聞いたのがきっかけだ。

 「麺に寄り添うように」と、スープは素材を変えながら試行錯誤を重ねた。鶏と魚介の二種類のだしを低温からじっくり合わせ炊きし、黄金色に透き通るスープにたどり着いた。

 もともと同じ場所で父が営んでいた「上野寿司(ずし)」の二代目。寿司店を畳んだ後に経営していた居酒屋が火事に見舞われて途方に暮れていた時に、知人から香川県にあるラーメン学校を紹介された。四十六歳で麺作りを基礎から学び、浜松市や名古屋市を転々とした後、故郷に戻って現在のラーメン店を構えた。

 掲載発表翌日の十五日は定休日だったが、そうとは知らずに店を訪れる人の姿も。秋には全メニューを入れ替える予定で、来月から店の休みを一日増やし週休三日にして新メニューの開発に取り掛かるという。上野さんは「元々おいしい食べ物を探し、これは何使っているんだろうと研究するのが大好き。どんなメニューができるか自分でも楽しみです」と笑顔を見せた。

(川合道子)

 【土平編集委員のコメント】今日紹介したのは、愛知県豊橋市や豊川市などを対象にした東三河版の記事です。17日に発売される「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」への関心は高いようで、中日新聞WEBのよく読まれた記事トップ10の中にも関連する2本が入っています。記事の「ガチ麺道場」もガイドを読んだ多くの人が訪れそうです。それにしても46歳で麺作りを基礎から学び、オープンから4年余りで「名店」と評価されたわけで、その努力には頭が下がります。記事にある「鶏と魚の塩そば」はいかにもおいしそうで、食べ物にあまりこだわりのない私も食べたくなりました。

 

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