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走るちくわ、今年も会える 豊橋ハーフマラソン

イベント用の丈の長い着ぐるみを着て「沿道との交流が楽しみ」と語る高月さん=豊橋市下地町で

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 穂の国・豊橋ハーフマラソンで毎年目撃されている「走るちくわ」がいる。その正体は、ヤマサちくわ(豊橋市)の社員、高月(こうづき)勇助さん(36)=田原市。ちくわの着ぐるみを着て走っていた佐藤元英社長から3年ほど前にバトンを受け、今年も沿道との交流を楽しみにしている。

 ヤマサちくわは大会設立に合わせ、十年前に陸上部を結成。毎年大会に出場しており、沿道でもちくわの着ぐるみを着た社員らが走者を応援してきた。

 中学、高校と陸上の長距離を練習していた高月さんも当初から大会に参加。社長が大会直前にアクシデントで走れなくなったことを理由に、三年ほど前からちくわ姿で走るようになった。

 大敵は暑さと向かい風。「風が入るのは肩周りと顔の隙間だけ。終盤の豊川沿いでは向かい風を着ぐるみ全体で受けるので前に進まない」と苦笑する。イベント用の着ぐるみよりも丈が短いとはいえ、太ももが当たるので短パンもはけない。着ぐるみを着て大変そうに走っている別の走者を見ると親近感が湧くという。

 しかし、大変なことよりもやりがいが大きい。沿道で手を出す子どもやお年寄りがいれば必ず駆け寄ってハイタッチすると決めている。「タイム重視の時は声援に反応できなかったが、今は楽しみ。注目もすごく、ちょっと歩くだけで『ちくわがんばれ!』と言われてしまう。これまでこんなに応援されることはなかった」

 ちくわ姿になったことで以前よりも四十分も遅くなったタイムが、沿道との交流に費やした時間を物語っている。「元々走ることは自分自身の生活の一部。暑さが心配だが今年も楽しみながら走りたい」

 (五十幡将之)

 【土平編集委員のコメント】今日紹介したのは、愛知県豊橋市などが対象の東三河版の記事です。ちくわといえば豊橋名産の一つですが、それにしても走っているのを見たら驚きそうです。ただ記事を読むと、地元ではおなじみのようで、沿道から「ちくわがんばれ!」の声援も飛ぶようです。「終盤の豊川沿いでは向かい風を着ぐるみ全体で受けるので前に進まない」のコメントには、申し訳ないですが笑ってしまいました。3月24日の穂の国・豊橋ハーフマラソンに向け、東三河版では出場選手や話題などを随時掲載しており、これまでに80歳のランナーや昨年父を亡くした女性を紹介しています。 

 

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