ヤマハ純益53%減予想 21年3月期 下期で回復見込む

2020年8月5日 05時00分 (8月5日 05時02分更新)
 ヤマハは四日、二〇二一年三月期の最終的なもうけとなる連結純利益が前期比53・8%減の百六十億円になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの影響で楽器や音響機器の販売が各国で振るわず、二〇年四〜六月期は赤字となったが、下期以降は中国や欧米を中心に回復すると見通した。
 期初に「未定」としていた連結業績予想を公表。売上高に当たる売上収益は14・3%減の三千五百五十億円とした。六割強を占める主力の楽器が15・4%減と落ち込むほか、音響機器も一割強の減収を見込んだ。売り上げ減少の影響で、本業のもうけを示す事業利益は46・1%減の二百五十億円にとどまる見通し。
 同時に発表した二〇年四〜六月期連結決算は、売上収益が前年同期比27・9%減の七百十七億円、事業利益が89・5%減の十一億円、純損益は十八億円の赤字(前年同期は七十二億円の黒字)だった。四〜六月期の最終赤字はリーマン・ショック後の〇九年以来十一年ぶり。都市封鎖や外出制限に伴う店舗休業の影響で、楽器販売が三割減と落ち込んだことが響いた。
 ヤマハは二〇年三月期から国際会計基準を採用している。 (鈴木啓紀)
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