「すでに第2波」 県が認定

2020年8月5日 05時00分 (8月5日 05時02分更新)
 静岡県は四日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が浜松市中区など五カ所で発生した現状を踏まえ、感染者の急増が始まった六月二十八日にさかのぼり「第二波が発生した」と認定した。県疾病対策課は「緊急事態宣言や休業要請の解除で、人の移動が戻ったことなどが要因」としている。
 第二波が始まった六月二十八日以降、県内では三市五カ所で感染者集団が発生し、二百三十人以上の新規感染者が確認された。緊急事態宣言や休業要請を行った第一波(三月二十八日〜五月一日)の感染者七十人の三倍を超えている。第一波と第二波間の五月二十八日〜六月十九日は感染者が八人にとどまった。
 県内のクラスターは、いずれもカラオケスナックや接待をともなう飲食店で発生した。県疾病対策課の後藤幹生課長は「第一波は収まり、感染予防への意識が緩んだ。会食やカラオケなど感染が起こりやすい場が増えた」と分析する。
 七月二十九日時点で、県内の病床は百八十七床。七十三床が使われ、使用率は39%だった。地域別では、西部が百二床中四十八床(47%)、中部が五十床中五床(10%)、東部では三十五床中二十床(57%)を利用していた。
 病院側が感染拡大に備えていた「準備病床」をコロナ患者用の「即応病床」に切り替えを進め、病床数は日々増えている。八月四日時点では二百二十二床を確保した。県は、医療スタッフ不足に悩む県東部では「新たな病床確保は困難」としている。 (牧野新)

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