戦後生まれが戦争語り継ぐ 「ピースあいち」がボランティア募集

2020年8月5日 05時00分 (9月18日 15時28分更新) 会員限定
疎開体験で感じた思いを書いた紙を見せる八神さん。語り手の際に見せており、学徒動員を体験した亡き夫に書いてもらったという=名古屋市昭和区で

疎開体験で感じた思いを書いた紙を見せる八神さん。語り手の際に見せており、学徒動員を体験した亡き夫に書いてもらったという=名古屋市昭和区で

  • 疎開体験で感じた思いを書いた紙を見せる八神さん。語り手の際に見せており、学徒動員を体験した亡き夫に書いてもらったという=名古屋市昭和区で
 戦争と平和の資料館「ピースあいち」(名古屋市名東区)は、戦争体験者から聞いた話を伝える戦後生まれの「語り継ぎ手」ボランティアの募集を始めた。参考にしたのは、75年前に原爆が投下された広島市の取り組み。被爆者に代わって語る「伝承者」を育成し、子どもたちに体験を伝えてきた。背景には、戦争を経験した世代の高齢化への危機感がある。 (鈴木凜平)
 ピースあいちは二〇〇七年に開館。〇九年に空襲や被爆、引き揚げといった自身の経験を伝えるボランティアによる「語り手の会」を発足させた。一〇年三月時点で八十七人いたが、現在は三十六人に減った。
 その一人で名古屋市昭和区の八神邦子さん(85)は「私もいつまで語れるか分からない」と語る。三重県伊勢市に学童疎開し、同級生にいじめられた体験を話してきた。この数年で夫や一緒に疎開した友人を相次いで亡くし「元気なうちにバトンを託したい」と願う。
 ピースあいちの赤沢ゆかり事務局長(63)も「どうにかしないといけないと思ってきた」と話す。一七年に「語り継ぎ手の会」を発足させたが、本格的な育成まではできておらず、今年初めて本格的にカリキュラムをつくった。
 参考にした一つが...

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