一年通し味わえる三倍体マガキ出荷

2020年8月5日 05時00分 (8月5日 05時00分更新) 会員限定
出荷式で三倍体マガキをPRする研究会のメンバーら=志摩市磯部町的矢で

出荷式で三倍体マガキをPRする研究会のメンバーら=志摩市磯部町的矢で

  • 出荷式で三倍体マガキをPRする研究会のメンバーら=志摩市磯部町的矢で
  • 夏でも味わえる三倍体マガキ
 志摩市磯部町的矢の漁業者らでつくる「的矢地区カキ生産性向上研究会」は四日、一年を通して味わえる三倍体マガキの出荷式を開いた。三重ブランド「的矢かき」などカキ養殖が盛んな的矢地区だが、昨年はマガキの大量死に見舞われた。通年出荷が可能な三倍体の生産を強化し、漁業者の収入増につなげていく。
 夏のマガキは繁殖で身がやせてしまい、食用には向かない。出荷を可能にしたのは生殖機能を抑制する「三倍体」の技術。繁殖しないため、身がやせることもなくなる。カキ養殖が盛んな広島県でも一部業者が三倍体カキの生産に取り組んでいるという。
 養殖は二〇一六年からオイスターファームラフト(磯部町的矢)が始め、「伊勢志摩プレミアムオイスター」の名で販売。的矢地区にある料理旅館「いかだ荘」などで利用客に提供している。昨年は国内外に十二万個を出荷した。
 三倍体カキも昨年の大量死の影響を受けたが、被害は三割程度にとどまった。同社の浜地大規営業部長(40)は「夏の時点で身がやせていないので、プランクトンの不足といった状況を乗り越えることができたのではないか」と分析する。
 そこで今年から的矢地区の漁業者らと連携した、三倍体カキの...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

記者へのメッセージポストへの投稿はこちらから

関連キーワード

PR情報