【滋賀】特養で新たに3人感染 県が対策班を派遣
2020年8月5日 05時00分 (8月5日 05時00分更新)
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県は四日、県内の二十〜九十代の男女五人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも軽症か無症状。このうち三人は、三日にクラスター(感染者集団)が発生した甲賀市の特別養護老人ホームの入所者と職員で、同ホームで感染が判明しているのは計十六人となった。県は濃厚接触者以外も広く検査対象とし、今後、入所者や職員百二十人に検査を行う。 (芳賀美幸)
クラスターが発生した特別養護老人ホームについて、甲賀市は「レーベンはとがひら」(同市水口町)と公表した。
新規の陽性患者のうち、同ホームの関連は、いずれも入所者の八十代女性と九十代女性、介護職員の二十代女性。
ホームや県によると、入所者は個室で生活していた。共同スペースで三〜六人が一緒に食事をとることはあったが、コロナの感染拡大に伴い、入所者が集まる場は制限していたという。職員には外出を極力控えるよう呼び掛け、入所者の介助の度に手袋を交換するなどの対策をしていた。
県は、ホームにクラスター対策班を派遣し、施設での濃厚接触者の特定を進めるほか、今後の施設運営についても協議。検査対象となる職員は九十人に上るため、他の入所者への対応など当面の業務継続...
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